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田舎エコツアーの行き先 |
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テレビ番組でアイドルが村づくりをするなど、"田舎暮らし"人気が高まるにつれ、田舎エコツアーの客も増えた。
「カブトムシを採ったり、大福餅を作ったりして、『珍しい体験ができて楽しかった』という感想をよくもらいます。でも最近、たまにですが『教えてもらいながら、みんなでなにかするのっていいですね。帰ったら、家族や近所の人たちとやってみたい』とまで言って下さる方が出てきました。ほかにも、郷土料理に興味を持って作り方を教わったり、昔話に花を咲かせたり。少しずつ求めていたものになり、ツアーの意味があったと思えるようになってきました」
それなのに、最終的な理想は、田舎エコツアーがなくなることだという。
「田舎という共同体が持つ、人同士の繋がりに触れて、その心を自分たちの街へ持ち帰ってもらう。街でも人と人との繋がりが広がっていけば、田舎エコツアーなんていらないんです」
私たちがこのツアーから"自立"できるのはいつのことだろう。
「できれば10年後、発展的にツアーが終了すれば大成功ですね。僕の仕事は減ってしまいますが、それでいいんですよ」 |
■05年11月8日掲載。データなどは掲載当時のものです。
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≪分類≫
旅行案内目
アナログ文化科
≪生息地≫
大阪府八尾市
≪年齢≫
33歳
≪分布≫
田舎の奥地
≪活動時間≫
9時〜19時
≪好物≫
おばあちゃんの手作り料理
≪相棒≫
やたらデカい携帯灰皿
≪天敵≫
酢味噌
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