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「伝える」ということ |
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レトロブームの昨今、玩具などを扱う資料館や博物館が乱立している。しかし、それは良いとはいえないと首を横に振る。
「博物館や美術館というのは、何のために設立するのかという理念が大切でなんです。充実した資料があり、それを後世に伝えるためにハコをつくるのですが、最近はハコをつくってから理念を考える。悲しいことです」
日本玩具博物館は今年で開館30周年を迎えた。
「ウチの資料は世界でもトップクラスだと自負しています。これらを後世に伝えるためには、もっと自分が動かなければと思うこともありますね。たとえば、街中に分館のようなものを作ったり……まだまだ模索中ですけど」
情熱は終わらない。玩具たちは館内の小径を抜け、野を駆け、全国に飛び出す日を待ち続けている。
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■04年9月1日掲載。データなどは掲載当時のものです。
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≪分類≫
学芸員目
オモチャ科
≪生息地≫
兵庫県神崎郡香寺町
≪年齢≫
65歳
≪分布≫
日本全国
≪活動時間≫
5時〜22時
≪好物≫
行進曲
≪相棒≫
セキセイインコのイイコちゃん
≪天敵≫
真似するひと
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