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140ヵ国で80,000点 |
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トンボが飛び交い、蝉の合唱がこだまする。田園風景のなか、こんもりと生い茂る緑に包まれた白壁土蔵造りの建物。ここは博物館だ。
「最初は1棟だけだったんですけどねぇ。いつのまにか6棟になってました」
館長は建物を見上げて目を細めた。
展示資料は、ブリキの玩具やセルロイド人形、紙めんこにだっこちゃん。別の棟にはアジア、アフリカ、アメリカなど世界140ヵ国から集めた珍しい玩具、それに郷土人形など、ありとあらゆる玩具が揃い、その数は8万点を超える。
「みんな驚きますね。なんでこんな辺鄙なところにこんな素晴らしい博物館があるんだって」
資料の大半を独自に収集してきた。国からの公的支援はゼロ。いまだ私営のこの博物館は、彼の情熱の固まりだ。はじまりは40年前。一冊の本との出会いがきっかけだった。 |
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≪分類≫
学芸員目
オモチャ科
≪生息地≫
兵庫県神崎郡香寺町
≪年齢≫
65歳
≪分布≫
日本全国
≪活動時間≫
5時〜22時
≪好物≫
行進曲
≪相棒≫
セキセイインコのイイコちゃん
≪天敵≫
真似するひと
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