関西人間図鑑  【第18回  

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ツボは同じ
99年にはアメリカツアーを成功させた。意外だったことは、“笑いのツボ”に日米の差がなかったことだ。
「日本に行ったことがない人でも、へぇー、そんなカンジなんだって、日本の日常を覗いてもらえる」
 同じネタを日本語と英語で演じ分けるのは、なかなか難しい。
「“まんじゅう”が出てきたら、わかりやすく“スシ”に置き換えたり工夫してる」と、翻訳家のような苦労も多い。
「ビミョーって、意味もわかるし使うこともできるけど、英語じゃなんて言うの? って聞かれてもわっかんないよねー」
 maybe? fuzzy?? う〜ん、微妙……。  
 近所の空堀商店街に自転車を飛ばせば「よーダイアン!」とあちこちから声がかかる。彼女が笑えばパッとまわりが明るくなる。高座名は『ダイアン・吉日』。今日も明日も大安吉日!  
■04年6月1日掲載。データなどは掲載当時のものです。


 


≪分類≫
イギリス目 
落語科

≪生息地≫
大阪市中央区谷町4丁目

≪年齢≫
「言ってもいいけどウソつくで」


≪分布≫
ミナミ一帯

≪活動時間≫
ばらばら

≪好物≫
黒豆・枝豆など豆類
(ベジタリアンなので)

≪相棒≫
パーティ、パーティ!

≪天敵≫
マナーモードにしない人

 
取材・文/中村 神無