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ちゃんとやったら、オモロイ |
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新聞記者になりたかった。本多勝一氏の『殺される側の論理』や『ルポルタージュの方法』からは多大なる影響を受けた。朝日新聞の入社試験を受けたが、失敗。就職浪人することを決め、翌年の試験までリクルートで求人広告のアルバイトをすることにした。
「当時はバブルで求人が多く、毎晩徹夜で作業してましたね」
慣れてコツをつかむと、寝ながらページを作れることができるようになった。だが、「半年くらいしてからかな。制作課長から原稿をビリビリに破られたんですよ。求人広告として成立していないって……」腑に落ちなかった。
その日も滞りなく取材を終えようとした、そのときだ。おっちゃん社長が「100万借りてきたから、これでええ人みつけてや」と、熱いまなざしで訴えてきた。初めて文字の向こう側に相手のカオを見る思いがした。真剣に人材を探している人と、真剣に職を探している人。“広告”を橋渡しとして、人の人生にかかわれる。
「ちゃんとやったら、オモロイんやな」
目からウロコが落ちた。 |
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≪分類≫
弱者目
就職情報科
≪生息地≫
リクルート
B-ing・とらばーゆ編集部
≪年齢≫
38歳
≪分布≫
キタ区
≪活動時間≫
9時半〜24時
≪好物≫
セブンスター(毎日軽く3箱)
≪相棒≫
ドトールのコーヒー(真冬でもアイス)
≪天敵≫
警察官
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