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台本がないとしゃべれないんです |
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甘みと苦みがほどよくブレンドされたキャラメルマキアートのようなステージ。劇団『camp.06』は、日常に潜む笑いと感動のシチュエーションコメディーで関西の各劇場を沸かせている。
「台本がないとしゃべれないんです」
苦笑いを浮かべながら、うつむき加減でボソリと呟く。『Xi−zou〜笑う忍者〜』の舞台で威武堂々とした真田幸村を演じた人物とは、正反対の気弱な印象だ。
「今日は遠いところをどうも。奈良の名産です」
息子の緊張を悟ったように、絶妙のタイミングで母親がお茶と柿の助け舟を出す。
「ありがとう」
母親にやさしくほほ笑む息子。まるでホームドラマの1コマを観ているようだ。36歳の劇団座長は、多くの万葉人が歌を詠んだ竜田川のほとりで親と暮らしていた。 |
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≪分類≫
劇団camp.06目
座長科
≪生息地≫
竜田川のほとり
≪年齢≫
36歳
≪分布≫
スポットライトの下
≪活動時間≫
7時〜翌2時
≪好物≫
パソコンいじり
舞台小道具作り
≪相棒≫
台本
≪天敵≫
フリートーク
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