Since 【第21回】
| ４ 逆転の発想 | |
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宗右衛門町の餃子店を約束とおり１年続けた。その結果は、月40万円、年間480万円の赤字。 「ついに店主がレシピを教えてくれたんです。480万円のレシピだと思えば安い買い物ですよ」 当時の苦労もなんの、逆転の発想だと笑い飛ばす。念願のレシピと芦屋の店舗を獲得し、2000年に芦屋ぎんなん株式会社を設立した。芦屋でのおもなターゲットは主婦層。味に自信があったのはもちろんだが、いちばんの武器は彼のサービス精神と熱意、そしてほんの少しのリップサービスだった。 事業はあっという間に軌道に乗り、芦屋ぎんなんは次々と店舗を拡大していく。シュークリームから始まった「芦屋TAKATORA」をカフェレストランとしても展開し、この11月にも新店をハービスエントにオープンさせたばかりだ。 「お客さんでも銀行さんでも、相手は必ず人間。人に認められ、支えられて今の僕がある。出会うすべての人に惚れてもらえたら最高です」 |
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| ≪KEY
PERSON≫ |
取材・文／岸良ゆか 写真／岸良ゆか